どんなふうに変化していくのか
建物やインテリアに使われているさまざまな素材とその仕上げ。
竣工時に美しいだけではなくて、その後、時間を重ねてどんなふうに変化していくのか。
このことにはいつも関心を寄せています。
照明も例外ではありません。
どんなに美しい光を放っていても、場所やその用途、諸条件に合わないようならば、照明の魅力が半減してしまうこともあります。
まずは最適な光を見極めて。最低限のメンテナンスだけは怠らずに、じっくりと永く付き合っていきたいものです。
監修を手掛けた集合住宅物件の屋外用照明として、亜鉛メッキ仕上げのウォールライトを特注製作しました。亜鉛メッキ仕上げは、廊下の手摺や木材を多用したこの建物の外壁との相性もよく、経年変化により色合いが深まり独特の味わいが出てきます。
無骨でラフな印象の亜鉛メッキですが、デンマークの郵便受けやアウトドアファニチャーなどでもしばしば使用される「頼れる」仕上げです。