インゴ・マウラーからのオマージュ
アキッレ・カスティリオーニのユニークなランプ“Parentesi”(1971)のアイデアはそのままに、光源を小さなハロゲンランプに置き換えた“Hot Achille”(1994)。
しかし「似て非なり」。似ているけれど、単なる真似とは明らかに違う何かが…。“Hot”なカスティリオーニへの敬意を強く感じます。
このランプをデザインしたインゴ・マウラーは、紙をシェードに使った“The Ma Mo Nouchies”(1998)と名付けたシリーズを発表しました。
これはイサム・ノグチの“Akari”シリーズへのオマージュでもあると言われています。フォルムは異なれど、アプローチは違えど、紙という素材を探究する強い想いには繋がるところがあるのでは。大胆で奔放なフォルム、アイデア、独特の光の印象、その視覚的な美しさが一目見た時から心を捉えます。
尊敬の言葉を口にしたり、ありきたりの讃辞を送ることは容易です。難しいのは、「繋がっている」けれど「新しい」、そんな物を作ることでしょう。
さて、来る10/30にインゴ・マウラーの愛娘クロード・マウラーさんを迎えたセミナーを開催します。どんなお話が飛び出すか、楽しみです!私がセミナーの企画とコーディネートを行っています。
皆様、お誘い合わせの上、お越しください。
セミナー「インゴ・マウラーを語る」
10/30(金) 18:30-20:30
詳細はこちらから…LIGHTING BOX
セミナー、盛況でしたか?
こちらのブログでの報告も楽しみにしています!
Claude Maurerさんは多くの画像とともに、丁寧な説明でインゴマウラーの照明の魅力を伝えてくれました。「心に何かをもたらすランプ」。そんな作品をインゴ・マウラーは作り続けていくでしょう。セミナーについてはあらためて報告します。
lighting boxの二日目に職種としての照明デザイナーと予約無しですまいとあかりのセミナーに参加させていただいたものです。
先日は親切な対応ありがとうございました。セミナーはどちらも大変勉強になる内容で、特にすまいとあかりのセミナーはろうそくのあかりにワインをふるまうという演出も素敵でとても楽しませていただきました。
またこうした機会があれば参加させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
lighting box へのご参加、ありがとうございました!
楽しんで頂けたとのことをお聞きし、とても嬉しく思います。
それぞれのセミナーにそれぞれの味わいがありました。
「すまいとあかり」は特に仕掛けが凝っていましたね。4人のパネラーのかけ合い、ワインとともに、親しみやすい雰囲気の中のユニークなプレゼンテーションでした。
次の機会にも是非ご参加ください。