OLED New lighting technology, 有機ELのライティング3
OSRAM GmbH, オスラム社(ドイツ)とPHILIPS LIGHTING, フィリップス社(オランダ)はヨーロッパに本社を置く巨大企業。様々な種類の電球、新光源LEDやOLED(有機EL)から照明器具まで幅広い製品を製造販売して、その動向は業界内で大きな影響力を持っています。
本年のライト アンド ビルディングではLEDを中心にした展示の中、有機ELの紹介を以前よりも、スペースを割いて積極的に行っています。
オスラム社はライト アンド ビルディング会場内の自社ブースの一角にOLED(有機EL)コーナーを設え、ショーウインドーや展示ケースなどでの実際的な使用例を提案。
また、Ingo maurer, インゴ・マウラーとのコラボレーションによってデザインの可能性を訴求しています。
一方のフィリップス社はミラノ・デザイン・ウィーク(ミラノ・サローネ)において、人の動きに反応するインタラクティブなOLED(有機EL)システムを紹介しながら、Tom Dixon, トム・ディンクソンがデザインしたテーブルスタンドやペンダント製品、Jason Bruges, ジェイソン・ブルージェ のアート作品などを展示し、多くの観客を集めていました。
同時にEstablished & Sons, エスタブリシュド アンド サンズ や Modular Lighting, モデュラーといったデザイン性の高いブランドとのコラボレーションも興味深いものでした。
これらはOLEDのデザインと可能性を訴求する取り組み。2社の提案には重なるところもあれば相違点も。各社の独自性を保ちつつ、ユーザーに優しい技術へさらに発展して欲しいと思います。