さりげなく活躍中

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さりげなく活躍中

*"Lora" photo by Luceplan

*階段室の照明として使われています。

フランクフルト市内にあるゲーテの生家は、博物館として公開されています。17世紀後期に主流だったバロック様式のブルジョワ住宅で、台所、居間、交流サロンの家具調度品や家財は、当時のように復元されています。

ギーギーとなる木製の床の音とともに印象的だったのが、そこで使われていたフロアスタンド。階段の手すりとともに、美しい光と影の情景を作っていました。

フロアスタンドはイタリアLuceplan社のもの。

1989年発売のロングセラーモデル”Lora”は、すっきりとしたフォルムながら、木の幹や動物の角のようにも見える不思議な魅力を持っています。オリジナルはカーボンファイバー製のもので、現在はアルミニウム製もあり。

光の向きや支柱の高さは調節出来るようになっていて、軽量なため移動にも困らないという優れもの。結構機能的なのに、さりげなく澄ましているところが良し。Compasso d’oro受賞もうなずけます。

ゲーテハウスでこのフロアランプを使うことにしたセンスに脱帽です。

http://www.luceplan.com/Prodotti/1/2/126/t/86/Lola

One Comment so far:

  1. wasabi より:

    古典とモダンを組み合わせる感覚、世の中では時々忘れてますね。
    型にはめるだけでは次の古典は生まれません。
    昔を再現するのは簡単でも、これまでとは違った新たな古典は、生まれた時には判断つきません。人々が気がついて、受け入れて、初めて古典。
    さぁ、この組み合わせは後に古典となるでしょうか…?
    こうして新たな古典に向かう可能性を感じるようなものを、また是非紹介して下さい!

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