黄昏時のフライト

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黄昏時のフライト

「光に感動した記憶があるのが照明の仕事には大切だよ」 と言ったのは昔の同僚だったでしょうか。

ストックホルムへ、黄昏時のフライト。だんだんと高度を下げてゆくにつれて、街のあかりと人の暮らしが近づいてきます。

オレンジ色でもシャンパンゴールドでもないきらきらした光の集まり。

無数の輝きが続いてゆく間ずうっと、窓越しの光景に目を奪われていました。

と感動しているくせに、肝心の写真を撮っていないんですよねぇ。。。

*空から見た時、地上はこんなふうだったのでしょうか...いや、もう少し暗くなっていたかな。

2 Comments so far:

  1. moon より:

    いつも楽しくブログを読ませていただいています。「光に感動した記憶・・」私も思い出してみました。
    私は小さい頃から視力が弱く、裸眼ではまともに生活ができません。視力が弱いことは、何にするにも不便ですが、ひとつだけ良かったな、と思う瞬間があります。それは、裸眼で光を見たとき。はじめてその面白さに気づいたのは、小学校のキャンプでのことでした。夜中にテントの中から夜空を見上げたとき、そこには丸くて大きな光の玉が無数に浮かんでいました。当時は、それが視力が弱いことが原因だとわからずに、ただただその幻想的な光景に目を奪われていました。都内では見られないほど瞬く星が、私の目ではぼやけてきれいな光の玉に見えたのです。そのときの感動を今でも忘れらず、たまに裸眼で夜の光を見ます。くっきりと見える世界もいいですが、たまには、ぼやけた世界で、幻想的な光に囲まれながら無心になるのも良いものです。

  2. Seitaro YONETSU より:

    光の記憶について、素敵なコメントをありがとうございました。。。

    いいですね、無数に浮かぶぼんやりとした光の玉。

    私たちはいつの間にかデジタルでくっきりな世界に慣れてしまっていますが、紙に色が滲んだ様子や靄の中に見える景色などにも、美しさや愛おしさを発見したりもしますね。アナログのレンズで撮影した写真が良いボケ味を持っていることさえ忘れてしまいがちです。

    光はものの見せ方を決定する大切なファクターですから、取り扱いにはくれぐれも気をつけながら、くっきりからぼんやりまで、いろんな美しさを作ってゆきたい。moonさんのコメントを読んであらためてそう思いました。

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