LIGHTGRENZE – 8000 white light ballons in Berlin
ベルリンの壁が崩壊して、25年を迎えたそうです。ずっといつもあったものでも、人々の意思によって変わることがあるということを知った、衝撃のニュースでした。11月7日から9日まで、ベルリンではかつて壁があったところに白い風船のような照明を列べたライティング・インスタレーションが行われています。
普通の通りにも隔てる「壁」がかつてあったんですね。LICHTGRENZE in Berlin 2014
別に政治的なことに限ってことではなく、当たり前になっていたものが無くなったり、大きな変化を遂げる。こんな ことが起る可能性があるにも関わらず、私たちがそのことを予期していなかったり、否定していることも多いのでは。
照明の分野でいえば、いつも日本では売れ筋のシーリングライト、日本ではあまり使われていないフロアランプ、明るすぎる街、グレアには無関心、照明を取り付ける引っ掛けシーリングプラグ、調光のついていないスイッチ、欲しいところに無いコンセント、どのお店に行っても同んなじ照明器具のラインナップなどなど。普通になっているものの中にも、”もっと良くなったらいいのに”、”変わったら良いのに”というものがありますよね。
変えるのは人。でもそれを初めて行う人は、排他されることも多い。
変化の必要を意識し、変化の兆しを察知し、誰がなんと言おうと正しいことを推し進める強い気持ちを持つこと。あらためてそう思うベルリンの記念日です。
LICHTGRENZE in Berlin 2014
