世も末だって!?
中井貴一さんと糸井重里さんの先日の対談から。
中井さんが、トイレの壁に”ご使用後は水をお流しください”と書かれた貼り紙があるのを見て、「世も末だな」と思ったという件があった。
自動ドアではないドアの前にしばらく立っている人と同じ。私たちの周りには”自動”がありふれて、それに慣れ過ぎてる。だからその手動トイレでは”流さない事件”が多いので、「これは自動じゃないよ」と喚起しているということだ。
さてさて、この中井さんの発言に対して、糸井さんは「その貼り紙を面白がっちゃえばいいんじゃない?」と答えた。すると、中井さんは「いやぁ、そうかー、楽しんじゃうのか。そうだとしたらなんと言うか書き方がさ、もっとユーモアが含まれてるといいなぁー」と言った。
※このような概要でした、採録ではありませんので悪しからず。
個人的には、中井さんに同調、「世も末だな」と思います。それに、自分だけが使っているんじゃなくて、後に使う人がいて一緒に使っている道具だっていう認識が薄れているんじゃないかな。また、いつも使っている家や仕事場のトイレが自動だからここも自動だと思って流さなかったというのは、文化や習慣の異なる外国へ出掛けて行って、あれっここは違うんだ、そんなの知らなかったな、というのと似ているかもね。
糸井さんの言うように、”面白がれ”って言われても急に面白がれないけれど、一生懸命に話す中井貴一さんの姿にはプフッとしてしまいます。彼はいつもどこか面白い。真面目腐っていても面白いというのが、我が家の定説です。