1907
えぇっ。
1907年というと…
日本では明治40年。
この年、プリーツの美しいシルクドレスなどで知られる服飾デザイナー Mariano Fortuny(1871-1949)がこのランプをデザインしました。
大きな傘型シェードとその中心にあるクロームメッキされたリフレクターで、グレアを取り除きながら光を柔らかく反射し拡散します。
“頭でっかち”なバランスや、三脚のような折りたたみ式の脚を持つ姿はどこか愛らしいと同時に、気品あるたたずまいです。
当時は家庭用としてではなく写真スタジオや劇場などで使われ、シェードの素材は綿だったそう。
抽出された良い光でモノを照らすこと。その役割をきちんと果たす照明器具の先駆者は、今なお現役です!(イタリアのPallucco社にて販売されています)