天井は照明をつけるところ?
天井は照明をつけるところであるとともに、照らすための場所。
大きなシャボン玉が出てきそうなすらっとしたチューブは天井に向いて少し開いています。
イタリアンアールデコの中心人物Pietro Chiesa(1892-1948)が1933年にデザインした照明器具“Luminator”。
それ自身が輝くのではなく天井に光を当て、部屋にぽわっとした雰囲気を作ります。この器具が発売されるまでは写真家だけが使っていたインダイレクトな光(間接光)の効果が、家庭でも使われるようになりました。
現在でもこのようなアッパーライトのフロアランプを、イタリアではよく目にします。天井に照明器具はなく、そのかわりにベースの光として使われることもを多いようです。
さてさて、嬉しいことにこのランプもまだまだ現役です!イタリアのFontanaArte社で販売されています。