Metro in New York
物の形や機能には意味があり、人々はその意味を受け取って行動を起こす。それは無意識だったり、時には犯罪に結びつくこともある。つまりデザインによって『してほしい行動』に人々を導いたり、『してほしくない行動』を防ぐこともできると思っています
出典 http://www.ibtimes.com
危険なイメージがあるニューヨークの地下鉄。その車両のリニューアルを手掛けたMasamichi Udagawaさんの発言です。
このリニューアルでの大きな変更点のひとつが、 壁。
落書きを落としやすいステンレス素材から、白を基調とした樹脂素材へと変わっています。”明るい”と感じる車内であれば、落書きが少なくなるだろうと考えたからだそうです。
椅子の上にある間接照明の光もあたって、白っぽくなった壁面がより明るく感じます。照明的に言えば、”壁面の明るさ感を増す”仕掛けなのですが、この効果は照明だけの力では出来ないものです。壁面の素材はもちろん、空間内の他の部分とのバランスなどに配慮した結果から、生まれてくるものですね。総合的な視点は大切！
このリニューアルについて、詳しくはコチラを。
