エウロルーチェ 2015 – 新しいシャンデリアのデザイン
「シャンデリア」って、豪華で伝統的なデザインのものばかりだ
と、あなたは思っていませんか?
キラキラ感のある装飾的な光の特徴を持った大型の吊り下げ型照明器具を総称して「シャンデリア」と呼びますが、今年のエウロルーチェ 2015では現代的で新しさを感じるシャンデリアが印象的な光を放っていました。
Luceplanの新作でDaniel Rybakkenがデザインした”Stochastic”は、伝統的なシャンデリアとは全く異なる形態ながら、複数の小さなきらめきが集合した照明で、シャンデリアと共通する情緒的な光を持っています。LED光源によって照明器具の構成部材が小型になるなど、照明器具デザインのための環境が様変わりしたことで、光そのものや光の印象を強めるデザインが増えてきています。
同じくLuceplanから発表されたFrancisco Gomez Pazの”Mesh”、Arihiro MiyakeがデザインしたMoooiの”Coppélia”や、Arik Levyがデザインし昨年の発売後に数々のデザイン賞を受賞したVibiaの”Wireflow”なども、同じような方向性を持つデザインです。